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横浜美術館コレクション・フレンズ

横浜美術館で取り組んでいる「横浜美術館コレクション・フレンズ」という制度がおもしろいなと感心しました。

何かしら支援を必要としている作品に、市民がサポーターになってその作品の保存や展示にかかる金銭的支援(一口10.000円)をしていくというもの。

たとえば、「今年の支援対象作品、上村松園《楚蓮香之図》は、絵の主人公である楚蓮香の顔にシミが発生しており、劣化を止めなければなりません」
などと現状をきちんと公開して、サポーターを募集しています。上村ファンなら自分も一役買おうと思うでしょうし、自分たちの作品、市民の文化資産という意識も高まるでしょう。

私達、額縁に関わっている者でしたら、「イヴ・タンギーの《風のアルファベット》は、額そのものにも美術史的な価値がありますので、これを保護する処置が必要です」と知ると、何かしら支援したいと思ってきます。

これからの文化資産や施設の運営で、地元住民参加型のとりくみは大切になってくると考えられます。

もちろん、サポーターになった人には、いろんな特典もあるようです。
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